2026.05.26 08:06
父娘
おはようございます
昨夜の衝撃的なニュースを受けて、今朝は自分の父娘関係について綴る気になった。
子どもの頃、父と仲が良いとは言えなくて。父なりに手加減していたとは思うが暴力は日常で、冷たい言葉で傷つけられたこともままあった。
いつも仲良く温かい家族なぞ神話だと思っていた。
『誰のおかげでお前は飯を食えてると思てんねん』
と怒声が飛ぶ。このように言われれば、黙るしかない。ここで泣いたり、下手に反論したりすれば病院送りにされる。病院で『コケた』『階段から滑った』って嘘をつくのがめんどくさい。
私は聡い子どもだったから、母の『うちらの生活があるでな、我慢やで!』の意味をよく理解していた。
暴力に怯えてしまうから本音では言い合えず、心の距離は開く一方だった。
大切な人に与えられた痛みは、巡っていつか自分の大切な人を傷つける刃に変わるのだろうか?実は、今も怯えている。
親元を離れて10年以上が経ち、父とは過去を忘れたように仲が戻っている。そこにごめんねもありがとうもなかったけれど。親子って不思議だ。
物理的距離にも、会わない月日にも隔てられない関係性でいられる人がいるということは、切なくなるほど尊くてうれしいものだと大人になった今は思う。
さて、もうすぐ父の日。
今年は何を贈りましょうか。
鹿鳴館 ゆり子