こんばんは。樹里です?
先日、劇団四季の『リトルマーメイド』を観てまいりました??♀?
アニメ映画は視聴済みだったのですが、舞台が「海」に姿を変えた瞬間、まるで初めて触れる作品のように見入ってしまいました。
海中を自由奔放に旋回する人魚たちの、なんと優雅で美しいこと…?
とりわけ視線を奪われたのが、海中を揺蕩うようなアリエルの動き。身体の重心、衣装のゆらめき、髪や尾ひれの靡くさま。それらがひとつになって、舞台の上には存在しないはずの水が、あたかも其処にあるように見えるのです。
人間の所作ひとつで、これほどまでに「水の中」を錯覚させられるのか…と終始見惚れておりました。
物語に没頭しつつも、ふと面白いことに気づきました。
海の住人であるアリエルは、まだ見ぬ地上の世界に焦がれる。けれど地上に暮らす私たち人間もまた、海に焦がれます。重たい酸素ボンベを背負い、残圧計と睨めっこしながら、時間制限つきで少しだけ彼らの世界へお邪魔する。
なんとも不思議なものです。
作中では「隣の昆布は青く見える」 と、ユーモラスな格言が登場しますが……まさしくその通り。
自分がまだ持っていないもの。まだ知らない場所。或いは、まだ生きたことのない人生。
それらは、なぜか実物以上に眩しく見えてしまうもの。隣の芝生ならぬ、隣の昆布。言い得て妙です??
そして、個人的に心を鷲掴みにされてしまったのが、悪の女王アースラ。ゴージャスで力強い歌声に、舞台そのものを呑み込みそうな強烈な存在感…。
あの高笑いたるや実に見事でした。いかにも悪役然としている一方で、自分より美しい者への嫉妬を隠しきれなかったり、嘘を追及されるとあっさりボロを出したり。
彼女、悪辣なのにどこか人間臭いのですよ。なんだか憎めず、むしろ愛おしくなってしまいました。
対するアリエルは一途で可憐。けれど何より、彼女の確固たる意志の強さには目を見張るものがあります。
大切な声を差し出してまで、焦がれていた人間の身体を手に入れる。知らない世界へ飛び込み、恋をして、意中の王子とも心を通わせ、自分の人生そのものまで変えてしまうのですから。
もちろん、現実世界で大切なものを何でも差し出せばよいという話ではありません。
それでも、「欲しいものは、指を咥えて眺めているだけでは手に入らない」ということを証明してみせた、彼女の意志の強さと行動力には背中を押されるものがありました。
欲しいものがあるのなら、まず現実で何か行動を起こしてみる。声まで差し出す必要はないけれど、せめてそのくらいの勇気は見習いたいものです??
海の底から見れば地上は眩しい。けれど地上から覗けば、海の底は神秘的。
きっと私たちは、持っていないものに焦がれながら生きているのでしょう。それもまた、人間の可愛らしい性なのかもしれません?
───とはいえ私は、海の住人になりたいかと問われても即答はできかねます。
温泉に入れなくなるのは、かなり困るので???
?information?
直近の?状況
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ご案内できるお部屋に限りがあるため、お早めにお誘いいただけますと幸いです??♀??
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樹里