素顔が見られる、女の子投稿型フォトダイアリー。

6:??プレッシャー
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あの衝撃な場面を目撃してからというもの緊張で頭の中が真っ白になるどころか、どういう風にプレイを楽しめば良いのか全く想像が出来ないほど思考を巡らしている。
それもそうだ。
私なりに真面目に静かに生きていたと自負している人間が特に関わることも困る事のない"男女の性を持つ人間"を目の当たりにするなど、そうそう無いのだから。
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(えっ、どうしよう…。あちらの方々って男性が好みだと、勝手に認識していたから不安が高まる…。いや、今のご時世【バイセクシャル】も認知されつつあるからこそ、多様性の時代を肌で体験(意味不)が出来る良い機会だと思えば…、ん?だとしても私を選ぶ理由って何!?)
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ぐるぐると思考を何通りも巡らすが自分の納得のいく答えが見つからない。
ここまで必死に別の理由を探すのだって本当は、私の中で確信している理由が何かを分かっているから。
逸らしたかった本音を心の内に抱けば、胸の奥が重くなる。
徐々に暗い気持ちに縛られると、プルルルッとコール音が鳴り響いた。ビクリと肩を揺らして鳴り止まないコールを手に取る。
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「凛、準備出来たか。」
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「あ…、桐咲さん、準備が整いました。」
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「なら、下に降りてこい。180分でお客さんから時間をもぎ取ったからな、頑張れよ。」
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「ひゃ、180分!?」
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「とっとと、降りてこい。」
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ガチャ。とコールの切れた音を最後に、3時間という長い時間をどう乗り切るか新たに加わった内容に自身の頭を悩ませるのであった。
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