朝10時。私の勤めている
ラブホテルのチェックアウト時間
この時間は地獄である。
次の11時の入室に備えて
私と吉田沙保里パイセンは
1時間で5部屋一気に
清掃しなければならない。
宿泊コースのような
ロング利用客の部屋は総じて汚い。
綺麗に使ってくれるお客様は
10組中1組いたらラッキーである。
そして、私の勤めていた
ラブホテルは何故か高確率で
シーツと枕がビチョビチョになっている。
今日この日も1発目の仕事で
そんな部屋に当たってしまった。
食いかけの柿ピーが床に散乱し
ビールの空き缶や使ったグラスや
マグカップなどがテーブルを敷き詰め
何故か洗面台に使用済みのゴ⚫️が
中身入りで置いてあった。
『これは中々酷いな...』
そう言って
吉田沙保里パイセンが換気の為
窓を開けようと奥に進んだ瞬間...
吉田沙保里パイセンが転けた。
突然の状況にパニックになりながら
吉田沙保里パイセンに近づくと...
パイセンの足元一面に
ロー⚫️ョンの湖が広がっている
(どういう事ッ!?!)
呆気に取られながら
パイセンの様子を見てみると...
完全に吉田沙保里パイセンは
キレていた。