2026.02.11 09:32
手を取ること
おはようございます?
冬のオリンピックが始まりましたね??競技を見るのも良いですが、選手の背後に聳えるアルプスの山々を眺めるのも楽しいですいつか生で見てみたいなあと思います…
本日、13:00〜23:00で出勤しますお時間があればぜひ^^
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今回は遠藤周作「死海のほとり」です
先月から遠藤周作を続けて10冊ぐらい読んでいて、特に印象に残った作品です
主人公の「私」はキリスト教徒でしたが学生の時に戦争を迎え、弾圧を受けて信仰に躓きます戦後、クリスチャンとしての生き方に区切りをつけるためにイスラエルを訪れ、戦時下を共に過ごした旧友とイエスの足跡を辿るというストーリーです現代の「私」がエルサレムを探訪する様子と、晩年のキリストに関わった人物たちの物語が交互に語られます
主人公と作者の人生は重なる部分があるようで、遠藤周作の自伝的な物語でもあります自らの信仰や人生について考え、迷っていたことが想像できました小説を書く上で人間の心の奥底を見つめざるを得ない苦しみがあったのだと思います
多くの作品を読んで見えてきたのは、作者が考えていた「愛」のことです
「愛」とは悲しんでいる人の手を取って、その苦しみを共に背負うことであると作者は考えていたのではないかと思います?
もっと言うと、キリスト教的な信仰とは教会に通うとか祈るとかそういう形式的なことじゃなくて、愛を実践することであると
聖書にあるような奇蹟を信じて救いを待ち望むことではなく、ただ他人の手を握って一緒に悲しむことが愛に形を与え信仰を実践する方法であると考えたのではないかな…あくまでも私の想像ではありますが
結局人間を人間たらしめるのは文明ではなく、愛でしかないのかもしれませんそんなのは綺麗事だと言われてしまうからこそ信仰は尊く、また難しいのでしょうね…